【新唐人2014年6月1日】5月21日、台北郊外の地下鉄の車内で乗客に切りつけ、4人を死亡させた男の両親が現場となった地下鉄の駅に姿を見せ、ひざまずいて謝罪しました。これについて、台湾の市民はどう見ているのでしょうか。
事件から1週間以上経っても、現場の地下鉄の駅には、献花して哀悼の意を捧げる市民の姿が絶えません。
鄭捷容疑者の父親
「息子が大罪を犯しました。被害者に深くお詫び申し上げます」
事件から1週間後、鄭捷容疑者の両親は、ひざまずいて謝罪し、搾り出すような声で「早く判決を下してもらい、息子には来世、まともな人間になってほしい」とさえ述べました。市民へのアンケートによると、46パーセントが両親には誠意があると評価したものの、36パーセントは1週間後に謝罪するのは遅すぎるうえ、被害者に焼香しておらず、誠意がないと答えました。
民衆 鐘さん
「死刑にするかは両親が言うことではなく、被害者の家族に許しを請いて話し合い、焼香をすべきです」
民衆 李さん
「姿は見せましたが、すべての被害者家族にしっかり詫びて話をすべきです」
被害者の家族の反応はばらばらで、許そうと思うと述べた人や謝罪がまだ足りないと語る人もいました。
事件は台湾全土に大きな衝撃をもたらしました。このような悲劇が二度と起きないようにするには、教育面をどう改革すべきなのか、台湾社会が直面する課題となっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)